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心のリセット術〜不安、恐れ、モヤモヤが消える〜

今日は心のリセット術、心がモヤモヤする時にどうしたらリセットできるのか?を脳の働きや心理学を使ってお教えします。

人は心がモヤモヤしたり、悩みがある時の約9割がネガティブな感情が原因だと言われています。

ネガティブな感情を取り除きたい、忘れたい、何とかしたいという気持ちが悩みやモヤモヤの9割をしめているそうなんです。

悩みの原因を取り除くことができていれば、おそらく悩まないしモヤモヤもしないと思います。でも取り除けないのは原因が事柄ではなくて、ネガティブな感情だからなかなか取り除くことができないのです。

例えば、嫌いな人がいるとします。嫌いな人と接しているととてもストレスになります。嫌いな人がいる事は原因だと思いますが、嫌いな人自身を変える事はできないですよね。取り除きたくても取り除けないし、その人と接するたびにストレスというマイナスの感情を伴います。

ストレスを受けたり、気持ちがイライラすると、ネガティブな感情になります。そんな気持ちで一日を過ごすのはとてもしんどい事ですし、脳も疲れてクタクタになります。

それを止めるには考え方・とらえ方を変えていく事です。そうすると、たとえモヤモヤしたとしても心をリセットする事ができるのです。



◆苦しい、辛いなどの感情はどうやって起こってきてるいるのでしょうか?少し脳の中を見てみましょう〜 ◆


「辛い、苦しい」と「楽しい、嬉しい」という正反対の感情の正体をお教えします。

これは脳科学の研究によって明らかにされているのですが、「苦しい」また「楽しい」といった感情は、脳内物質、ホルモンの変化によるものというのがわかっています。

「苦しい」状態ではノルアドレナリン・アドレナリン・コルチゾールという3大ストレスホルモンが分泌されます。これらの物質が私たちの心や体に悪影響を与えてしまいます。

「楽しい」もまた脳内物質の変化で楽しい時に分泌する脳内物質がドーパミン・エンドルフィン・セロトニンなんですが、ドーパミンは目標を達成した時に分泌されるもので、やったー!という気持ちになった時とかワクワクする気持ちの時にドーパミンが分泌されています。

エンドルフィンは快楽物質と呼ばれ幸福感(強い快楽)を与えてくれます。何かの大会で優勝した時とか、大きな目標を達成したときに気分が高揚してくるときに分泌されています。

セロトニンはリラックス感とか気持ちが落ち着いている時に分泌しています。セロトニンの分泌が低下すると、落ち着きがなくなったり、イライラしたり不安になったりします。

このように、さまざまな脳内物質が感情や気分を決定づけているそうです。

脳内物質をあやつる感情を上手にリセットしていきましょう!



◆リセット法◆

心がモヤモヤするとき、しんどい時に心を「楽しい」に変える方法!


1、全体を眺める


苦しい気持ちを楽な気持ちに変えたい!ですが嫌な気持ちの時に急に変える事は困難です。

楽になれる気さえしないという状態になります。

苦しい時は人は視野狭窄(視野・視界が狭くなり周りが見えなくなってしまう状態)に陥ってしまって、それ以外の事が考えられなくなってしまいます。

そんな時、物事の全体を見れたとしましょう。全体像を捉えた時に「苦しい、嫌だ」という以外のポジティブな側面が見えてきます。

例えば、苦しい登山をしているとして足元ばかりを見ていると、山道の苦しさだけしか見えないですが、ちょっと立ち止まって周りを見てみると、綺麗な景色であったり、大自然を感じられたりします。しんどい、嫌な気持ちになっている時こそ、鳥の目で全体を見る努力をしてみましょう。


2、今日一日の楽しかったことを思い出す


会ったらいつも不満な事ばかりをいう人がいます。こちらが話を変えて、良かったことなど何かない?と聞くと、「そうそう、息子が結婚するのよ」という話になって、それまでマイナスの話ばかりだったのが、急に楽しい話題に変わるという事が多々あります。

苦しい、しんどい事に注目するのがクセになってしまうと、楽しいこと幸せな事をだんだんと見なくなってしまいます。

楽しいこと、嬉しいことに目を向けると、脳内物質もセロトニンなどが出て楽しい、あるいはリラックスした気持ちになり心をリセットすることができます。

その為にも、楽しい・幸せだと感じる気持ちをクセづけることが必要です。

まずは、一日の終わりに楽しかったこと、ちょっとでも幸せに感じた事を思い出してみてください。

楽しい、幸せな事をイメージするだけで苦しい気持ちはリセットされて楽しい気持ちになりますよ。


3、ポジティブな言葉で言い換えましょう


言葉の置き換えで「苦しい・嫌だ」を「楽しい」に変えることができます。

例えば「苦しい」を「これは試練だから、乗り越えれば自分は人間として成長できる」と言い換えてみたらどうでしょうか。

苦しいもう嫌という感情がリセットされて「今、自分は成長の途中だ」という気持ちになってきて、むしろちょっと楽しくなってきませんか?

ネガティブな言葉=苦しい、嫌だ、つらい、困難、苦労、苦しい、もうダメ、運が悪い、なんでこんな。。。

別の言葉で言い換えると?=挑戦、チャレンジ、チャンス、限界を超える、貴重な体験、めったに出来ない体験、訓練、練達、飛躍、可能性の発見・・・

この様に、自分が発する言葉をプラスに変えていきましょう。そうすれば気持ちの切り替えが早くなります。


4、辛い事は「辛い」だけで終わらせない!


聖書にこういう言葉があります。

「患難をも喜んでいる。なぜなら患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを知っているからである。そして希望は失望に終わることはない」

苦しい事、困難な事、嫌な事は辛い辛いで終わらないと言っています。我慢してしんどかっただけでは終わりません。嫌だなと思う事は自分の忍耐力が増し、そこから熟練した心へと成長する事ができます。

ストレスに感じる事、嫌な事は起こってきますが、ただ単に耐えるという事ではなく、そこから自分の成長があると思い、向き合う気持ちになると、単にストレスというだけでなく自己成長という大きな価値あるものを得る事ができます。


5、解決できる問題だけを考える


あるストレスに対する調査によると、最もストレスになるのは「変えられない状況を変えようとすること」だそうです。

変えられない事やものとは何でしょうか?

それは過去のことや他人です。

多くの場合、過去の事を思いそこを通して未来を考えてしまって、どうせうまく行かないだろうと考えたり、相手がどうしてこうなのか?とイライラしたり。。。

どうせ変えられないのなら、今自分が出来る事を精一杯やるしかないですよね。

苦しい原因を除去しようとしても、過去や他人は無理です。今ある事の積み重ねが未来を作っていきます。今できる事のベストをしていきましょう。ベストの積み重ねは最高の未来になると信じてみてください。


6、今ここに気持ちを向ける


最後に、今ここに気持ちを向けてみてください。

解決できる問題は実は人はそんなにしんどくないのです。けれど解決できない問題や、過去の事や他人の事を考え続けても解決できません。解決できないことを考え始めると堂々巡りになったり、そのことをずっと考えてしまうので脳も疲れてしまいます。

気持ちがそっちの方にいったら、今やっている事に気持ちを向けなおしてみましょう。今現在は過去とは関係ない!先々の事を心配してもどうしようもないと思考を切り離していきましょう。そして今ここ、今日一日を自分なりに精一杯生きる!と思って過ごしてみましょう。



皆さんができそうなものはありましたか?

ピン!とくるものがあれば試しにチャレンジしてみてください。

気がつけば、しんどい気持ちがリセットされていたとなれば大成功です!

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